経堂でおすすめ鍼治療(腰痛・肩こり・膝痛)|世田谷鍼灸ルーム 鍼治療専門院

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・膝痛(変形性膝関節症、オスグット病等)

膝痛

膝痛と言ってもいろいろとあります。

変形性膝関節症、これがいわゆる膝痛です。

他にランナー膝(腸脛靭帯炎、鵞足炎)、ジャンパー膝(膝蓋腱炎、大腿四頭筋腱炎など)

シンスプリント(過労性脛部痛、脛骨内側症候群)、オスグット病(大腿四頭筋炎)などです。

これらは鍼治療は非常に有効です。

というのは原因が筋肉にあることがほとんどだからです。

逆に鍼治療が及ばなくなっている膝疾患は半月板の損傷や膝靭帯の断裂などです。

これらは外科的な処置が必要です。

もちろん手術後の早期回復や痛みの軽減などには有効です。


膝痛の場合、原因が膝にあるのではなく太もも全面(大腿四頭筋)が固くなり、膝に痛みが出ることが多いです。オスグット病などはまさにこれの典型です。
このように膝だけではなく、太ももに鍼を打ちます。

変形性膝関節症

膝が痛くなった方が病院に行くと、スポーツ等で痛めた以外ですと、診断されるのがたいがいが「変形性膝関節症」と言れるはずです。腰痛で病院に行ってヘルニア気味ですねと言われるの同じような感じでしょうか。

膝が痛い=変形性膝関節症といったところです。(本当に膝が変形しているわけではない)

年齢が高くなるほど、変形性膝関節症になりやすいですが、30代でもなる方はたくさんいらっしゃいます。

しかし手術が必要になるようなレベルの膝の変形は60代以下の方では、ほぼ居ないのではないかと思います。

気が付いたら膝が痛くなったという方が多いですが発生率は4:1で女性に多いです。

他にも腰痛になってから膝も痛くなったという方もいれば

変な体勢でバランスを取り直そうとしてから膝が痛くなったと方もいます。

しかし、やはり高齢になるほど罹患率も高くなるのは確かですね。



主な症状は膝の痛みや膝関節に水が溜まったりなどです。

初期では立ち上がろうとしたときや、歩き初めなどの動作の開始時、膝の屈伸運動を伴うような動き等ですね。

少し休めば痛みがとれますが、症状が進んでくると正座や階段の昇降が困難となり、歩行時も痛みが出てきます(中期)、末期になると安静時にも痛みがとれず膝がピンと伸びず歩行も困難になってきます。

変形が進む前であれば鍼治療は非常に有効です。

ほんと初期であれば数回でおしまいです、ぜひすぐに来てほしいです!

というのは痛みの原因が筋肉にあるからです、決して膝の軟骨が擦り減って骨と骨がぶつかっているわけではありません!

痛みを観察してみてください、痛みが関節そのものではないのが分かると思います。

もし本当に軟骨が無くなって関節が直接ぶつかっているのであれば、とても歩けませんし、すぐに入院レベルです。

膝の曲げ伸ばし等で痛むのは「膝の周り」であって膝関節のど真ん中ではないはずです。

膝周りの筋肉が疲労困憊状態で炎症を起こして痛み、それを膝関節の痛みとして感じているのです。

その筋疲労を鍼で緩めると、その場で痛みは消えることが多く結構感動されますよ!

ランナー膝(腸脛靭帯炎)・鵞足炎

名前の通り良く走る方に多い障害で、マラソンだけでなくサッカーやバスケ、自転車競技でもなります。

主に膝の外側の上部(太腿の外側の下部)が痛みます。

簡単な徒手検査ですと、膝を曲げた状態で自分の手で、痛む場所を押さえ膝を伸ばしたり曲げたりして

そのときに痛みが出ると恐らくランナー膝です。

 

原因は走り過ぎたことによって腸脛靭帯が炎症を起こしているのです。

そして腸脛靭帯だけでなく走るときに、同時に働く大殿筋(大殿筋は腸脛靭帯に付着します)や特に中殿筋、小殿筋も恐らくガチガチなはずです。

そこに刺鍼し筋疲労を取ってあげると大幅に改善します。

特に腸脛靭帯は大きく丈夫なので回復は早いですね。

鵞足炎

 

同じく走って痛める症状で鵞足炎があります。

これは膝の外側でなく、内側(脛の上部)が痛みます。

鵞足と言って専門用語なのですが、膝の内側に付着する半腱様筋、縫工筋、薄筋という

 

3つの筋肉のどれか、または全てが炎症を起こしています。

それらの筋肉に刺鍼し炎症を取り去ると楽になります。

 

ジャンパー膝(膝蓋腱炎、大腿四頭筋腱炎など)

これも使い過ぎが原因なのですが、主にジャンプ動作で発症します。

ですから、走るよりもバスケやバレーボール、もしくは瞬間的動作が原因になります。

 

徒手検査ではスクワットや片脚スクワットで痛みが出るかどうかです。

(両脚なら60~80度、片脚なら30~40度曲げると痛みを感じます)

名前にあるように主に大腿四頭筋を痛めていることが多いです。

 

触診して痛めている大腿四頭筋(4種類あります)のうち特に痛めている四頭筋を

中心に刺鍼し筋疲労、並びに炎症を取ってあげると楽になります。

シンスプリント(過労性脛部痛、脛骨内側症候群)

これも過度な走り込みやジャンプ動作などが原因です。

今度はどこが痛くなるかというと、主に脛の内側の下が痛みます。

(脛の下から3分の1部分とよく言います)

脛の外側が痛むこともあります。

 

内側の痛みの場合ですとヒラメ筋や後脛骨筋が凝って拘縮を起こし

固く引きつって筋肉の付着部分である脛の骨の骨膜を引きはがして裂離骨折(疲労骨折)を

 

起こしてしまいます。(レントゲンなどではまだ判明できない状態での症状もあります)

 

その前段階で拘縮を壊してしまえば随分と楽になり競技にも復活できるでしょう。

 

外側の痛みは主に前脛骨筋の疲労です。

「足三里」というツボの名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

松尾芭蕉の奥の細道にも「もも引の破れをつづり、笠の緒付替えて、三里に灸するより、松嶋の月先心にかかりて・・・」と出てきます。

いわゆる健脚のツボとして昔から有名な箇所なんです。

現代でいうと前脛骨筋がパンパンなんです。

昔は旅は徒歩のみですね、松尾芭蕉は1日に70キロ歩いたと言われています。

そのために足三里(前脛骨筋)に灸をしてケアしていたんですね!

そこに刺鍼し前脛骨筋の疲労を取り去ると楽になりますよ。

オスグット病(大腿四頭筋炎)

オスグット・シュラッター病とも言います。

成長期の男子に多いです、膝下の軟骨が飛び出てくるというとわかるのではないでしょうか。

これも運動のやり過ぎが原因です。

脚の前面、主に大腿四頭筋が疲労で拘縮を起こし付け根部分(大腿四頭筋の停止部分)である

膝下(脛骨上部)の骨膜を引っ張り続けるテンションが生じて、軟骨が剥がれてしまいます。

それが飛び出た原因です。

過緊張を起こしている大腿四頭筋に刺鍼すると回復は非常に早いです。

ただし一度飛び出てしまった軟骨は元には戻りません。

 

 

以上、膝の疾患について書きましたが、ほとんどが筋肉のオーバーユースです。

痛みを感じた段階で休ませてあげると回復することは多いです。

と言っても、痛みがひどくならないと気づけないのも事実ですね。。

なのでなるべく早い段階での治療をお勧めいたします。

痛い部分の刺鍼だけだと効果は弱い
原因は膝だけでないので、固くなっている腿の前面や、場合によっては裏側のハムストリングスにも刺鍼します

各種膝の手術後の痛みや不具合など

変形性膝関節症や半月板損傷などで外科手術を受けたが痛みが引かない、もしくは

酷い痛みは無くなったが、微妙に痛みが残っている方もよくいらっしゃいます。

これらに対しても鍼治療が効く場合があります。

というのは手術した縫い跡部分が拘縮を起こし痛みがでていることがあります。

とくに顔などと違って、脚などは丁寧に縫合しない場合も多く、それが原因となって筋肉の引きつり、拘縮を起こして痛みがでているのです。

その拘縮を起こしている部分に鍼を刺し、拘縮をこわしてしまうのです。

すると痛みが無くなるというわけです。

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